糖尿病、を、友として

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 初刊情報 糖尿病、闘病三十二年の記録
      (平成9年7月発刊)

  糖尿病を友として 

   高 橋  高 

  
 は じ め に

 私がこの本を書こうと思ったのは、五年前に高血糖昏睡で危篤状態に陥った時、自分が糖尿病に対して、如何に無知であったか思い知らされました。

 それからは今迄に読んだ本の再読、新たに本を買い求めて読み、私なりに糖尿病に対する知識を習得して行きました。

 糖尿病の本当の恐さを知ったのは、病状が進み自分自身が、その状態に置かれた時です。

 医療ガイドブックを頼りにしていた治療方法にも誤りがあり、自分の体験で習得した症状や対応方法など、糖尿病の多様性を患者本人が理解し、信頼できる医師と良好な関係を作り、これから一生涯付き合うのなら、敵として日々戦い続ける事よりも、友として上手に付き合う事の方が、残された人生に如何に大切かを改めて自覚いたしております。

 E-mail  takatetu3@ybb.ne.jp

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 お わ り に

 平成八年十月の某テレビ局のニュ−ス番組で、糖尿病で失明され盲人杖を頼りに、生活されている方達が紹介されましたが、その中で三十五年インスリン治療を続ける闘病生活で、数年前から両目失明し片足切断、週三回の人工透析を受けており、糖尿病の三重障害に冒されながらも、義足を付け盲人杖に頼りながら、健気にも一生懸命に人生を生き抜こうと努力されている姿を見て、胸が痛み込み上げて来る感動を覚えました。

 この状態は決して他人事ではなく、現在、糖尿病三大合併症の重大障害に冒されることなく、五体満足でおられることに感謝し、今後も自己管理の強化を確立し血糖コントロールに努めて行きます。

 しかし、この様な不安定な状況のもとで、人生の半分以上を付き合ってきた糖尿病の闘病記録を、自分が生きて来た証として残して置きたいと言う思いが、二年半の歳月も掛かりながら、この本を最後まで書かせた気力でした。

 闘病三十二年の記録

  糖尿病を友として

  目   次 

第一章 糖尿病発病の症状と原因
 一・一 糖尿病が発病したとき。
 一・二 糖尿病はどのような人に起きるのか。
 一・三 糖尿病は古くて新しい病気です。
 一・四 糖尿病の治療の始まり。
 一・五 インスリン自己注射の始まり。
 一・六 糖尿病の医療ガイドブックについて。

第二章 糖尿病治療の初期
 二・一 転勤により起こる戸惑い。   
 二・二 着任早々に入院の憂き目。   
 二・三 私の食事管理について。    
 二・四 暑い名古屋の生活にも
     慣れが出て来て。
 二・五 旅先でのインスリン注射。   

第三章 低血糖発作の変化        
 三・一 軽い低血糖症状の起こり。   
 三・二 自動車運転教習中に低血糖発作。
 三・三 低血糖症状の進行と変化。   
 三・四 真夜中の低血糖発作。     
 三・五 真夜中と明け方の血糖の動き。 
 三・六 血糖値の管理方法について。

第四章 糖尿病性昏睡の起こり      
 四・一 突然に起きた糖尿病性昏睡。  
 四・二 低血糖昏睡発作の原因は何か。 
 四・三 低血糖昏睡の防止策は何か。  
 四・四 旅行先で低血糖昏睡を起こして。
 
第五章 末梢神経障害と足の壊疽     
 五・一 足の裏に強い痛みを感じる。  
 五・二 末梢神経障害の検査を受ける。  
 五・三 足の神経障害と血管障害。    
 五・四 足の親指に潰瘍の発生。     
 五・五 潰瘍から蜂窩織炎を起こして。  
 五・六 末梢神経障害から来る皮膚疾患。


第六章 高血糖昏睡による危機 
 六・一 高血糖異状が続き入院。 
 六・二 ヒトインスリンへの切り替え。   
 六・三 高血糖昏睡により危篤状態に。   
 六・四 高血糖昏睡がなぜ起きたのか。   
 六・五 新たなる治療の始まり。      
 六・六 ヒトインスリンの本格的な使用。  
 六・七 血糖測定器の効果的な活用。    
 六・八 人工膵島とインスリン自動注入療法。

第七章 糖尿病性網膜症の治療        
 七・一 糖尿病による目の細小血管障害。  
 七・二 網膜出血による光凝固療法治療。  
 七・三 網膜症治療を阻害する白内症。   
 七・四 糖尿病性白内症の手術をして。   
 七・五 硝子体出血により再手術を行なう。 
 七・六 網膜出血による失明の危機。    

第八章 自律神経障害による病状       
 八・一 自律神経障害とはどんな病気。   
 八・二 膀胱機能障害による困惑。     
 八・三 皮膚障害による異状発汗と掻痒。  
 八・四 起立性低血圧による立ち眩みと眩暈。
 八・五 胃カメラによる胃腸検査を行なって。
 八・六 胃腸障害による胃炎と下痢便秘。  

第九章 糖尿病の合併症について      
 九・一 糖尿病は単一の病気ではない。
 九・二 糖尿病性網膜症による失明。
 九・三 糖尿病性神経障害による病状。
 九・四 糖尿病性腎症による人工透析。
 九・五 糖尿病以外の膵臓の病気。
 九・六 糖尿病性血管障害による心臓疾患。
 九・七 糖尿病から起こる脳血管障害。
 九・八 糖尿病は動脈硬化の危険因子。
 九 九 糖尿病による皮膚疾患。
 九・十 糖尿病によより発生する傷病名。

第十章 糖尿病治療と現状の病状 
 十・一 混迷する血糖値の管理。
 十・二 糖尿病の治療も強化療法に入って。
 十・三 糖尿病に関わる血液の管理。 
 十・四 人工透析の予備軍として。
 十・五 日々悩まされる自律神経障害。 
 十・六 冠状動脈硬化と狭心症の発作。
 十・七 高眼圧症へと目の病状の進行。
 十・八 歯周病発生により大量の抜歯。
 十 九 手足の麻痺と下肢の動脈硬化。
 十・十 糖尿病が血管病と言われる訳は。
 十・十一 高額の医療費で圧迫される生活。
 十・十二 末梢神経障害により身体障害者の認可。
 

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