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9:身体性障害者手帳2級の認可について。

 04年7月から混迷しておりました身体障害者手帳の現行3級から、2級への更新が漸く決着し10月29日に市役所の福祉課から電話連絡がありました。
 これで漸く長期間案じていたことが解決しました。今日(11月1日)は病院の定期受診日でしたので、早速主治医に報告してきました。主治医も自分の診断書の書き方に誤記があり、一度県の審査会から差し戻しがあり、ここ迄遅れたのですから責任を感じておられ安堵いたしておられました。

 今回の身障者等級更新には過去に大きな経緯があります。4年前に起立性低血圧による意識障害で夜間の排尿の際に卒倒し、右大腿骨骨折をし救急車で搬送された病院で、接合手術を受けましたがこれが医師の技術未熟で完全接合せずに、3ヶ月後に私大病院で人工骨置換の再手術を行っております。

 この時にリハビリ科の医師に「人工骨置換」は身障者4級に該当するので、現在の「末梢神経障害および体幹機能障害」3級と合わせると、4+3=2になるのでと助言を頂き身障者2級への更新診断書を書いて下さいました。ところが県の審査委員会では「人工骨置換と体幹機能障害は同一部位であるので認可できず」と、却下された経緯があります。

 ところが今回認可された身障者2級の傷病名が「右大腿骨頚部骨折および糖尿病性末梢神経障害による両足下肢機能の著しい障害」です。
 これは前回不認可になった傷病名と大して相違がありません。何故このような不統一の審査結果がでるのか疑問です。考えられることは審査委員会の医師が廻り順番で任命されているため、時には見解の統一が出来ずに見送りになることです。

 病院の帰りに市役所に寄り新しい身障者手帳を受領して来ました。ついでに3級と2級の違いについて疑問点もあり、詳細な説明を受けてきましたが、大きな相違点がありますので簡潔に記載いたします。
 身体障害には6級から1級までありますが、医療費が無料になるのは3級からです。但し、腎臓機能障害は4級から・進行性筋萎縮症は6級からですが、IQ50以下や自閉症状群には規制はありません。

 3級迄は「普通障害」と言われ2級以上を「特別障害」と区分されております。この区分けで身障者が受ける受益が異なります。例として3級ですと市から「障害者扶助料」が月額(自冶体で金額が異なります)で支給(6ヶ月分纏めて3月と9月)されますが、2級になると略近似額が県からも支給されます(4月・8月・12月の3回)。

 それに福祉タクシー(リフト付きタクシーも含む)の助成があります。タクシー券は年間24枚支給されます。初乗り料金(リフト付きタクシーは年間12回で1回3300円)の助成があります。それに3級以上ですとタクシー料金の1割削減がありますので、この両方を活用すれば良いそうですが、これでは長距離は今迄より初乗り料金分だけの受益です。近距離ですと受益率は高いですが実感がないです。

 介護保険の等級も現行の『要介護1』から一気に『要介護3』に上がるる可能性(再申請要)が出て来ました。これは介護の適用範囲が広がります。
 要介護では住宅改善費の助成やリフォームヘルパー制度の適用。日用生活用具の給付や福祉電話の貸与・特殊寝台の貸与・補装具の交付修理・車椅子の貸し出し・福祉車両(スロープ付き)・障害者情報バリアフリー化支援事業があります。

 自動車関係でも「自動車税及び自動車取得税の減免制度」や、「身障者用自動車改造費の助成」・「身障者自動車運転免許取得費の助成」などがありますが、これらは障害の種類や障害者の所得によってもかなり相違がありますので、ケアマネジャーに良く相談なさることが必要です。

 この他に航空運賃が障害者と介添人の両者共に半額になることや、JRの料金も同様に障害者と介添人も半額になります。また自冶体によっては市バスや地下鉄の無料を実施している所もあります。
 高速道路の料金は障害者が運転しているか、同乗している場合は割り引き制度があります(詳細は不明)。

 このように身体障害者(精神障害者も含む)には自冶体や国から多くの恩恵を受けていますが、その一方では厚労省では医療福祉の支出拡大を防止するために、審査認可の基準を厳しくして出来るかぎり適用範囲を狭まめようとしております。
 既に要支援や要介護1の一部を切り捨てております。福祉の衰退が患者にとってどれだけ大きな負担になるのか考えて頂きたいですね。

E-mail  takatetu3@ybb.ne.jp
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  糖尿病と心の療法  著者 高 橋 高


   

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