名古屋人を虜にする
魅惑のあんかけスパ

 名古屋人はランチも喫茶店で済ませることが多い。今回、紹介する名古屋市西区の『ドンキホーテ』はヘタなファミレスよりもメニューが多い喫茶店。日替わりランチをはじめ、ハンバーグ定食や唐揚げ定食などの定番メニューもあるが、ココのウリはあんかけスパゲティ。
 その名を聞いて、ピン!ときた人は名古屋人かよほどの名古屋ツウだろう。何しろ、味噌カツや味噌煮込みと違い、名古屋人のみが食べる、いわばインディーズ系の名古屋名物なのだ。
 あんかけスパが喫茶店のメニューに登場したのはここ最近だが、そのルーツは古く、昭和38年頃に名古屋・栄の某店が新しいスタイルのミートスパとして作ったのがはじまり。今では栄界隈に専門店が多数あり、どこも昼時には長い行列を作っている。
 名古屋人を虜にするその味、ピリッとコショウが効いたピリ辛味のあんかけにラードで炒めた極太麺がよく合うのは専門店でも喫茶店でも同じ。
 麺の上にのる具は白身魚のフライと粗挽きウインナー、玉子の“バイキング”やトマトと玉ネギ、ピーマン、マッシュルームがのる“カントリー”などさまざま。また、麺のボリュームも1.2倍、1.5倍、ダブルと3種類から選べる。男性なら1.5倍でもペロリと食べられるが、カロリーを気にする女性はあんかけスパそのものを敬遠する。そういえば、あんかけスパを食べているお客のほとんどは中年のサラリーマンだ…。
(2001年6月14日)

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