体育会系喫茶店?
その名も珈琲野郎

 同じアパートなのに「ひろみ荘」よりは「アーバンハイツ」の方がオシャレに聞こえるのは喫茶店とて同じ。ママの名前だろうと思われる「ミキ」を店名にした店もあれば、「ポルトフィーノ」という意味が分からないが何となくオシャレな店名の店もある。
 たしかに同じ喫茶店だが「ひろみ荘」の住人と「アーバンハイツ」の住人との“種類”が違うように、喫茶店の場合は客層が違う。
 面白い店名の喫茶店はないものかと探していたら、愛知県一宮市の住宅街のど真ん中に『珈琲野郎』という喫茶店を発見した(笑)。
 言うに事欠いて“野郎”である。客層は柔道部やラグビー部など体育会系の猛者たちが想像できてしまうが、ここは新宿2丁目ではなく、のどかな住宅街。さまざまなコト(?)が頭を過ぎるが意を決して店内に入ると、カウンターに座ったガテン系のオヤジが
「景気が悪いでパチンコにも行けんわー」と、ママらしき女性と世間話をしていた。
 他には競馬新聞に見入っていた、これまたイイ顔をしたガテン系オヤジとマンガを読み耽っていたオタク系学生とかなりディープな人種が集う。
 コーヒー(330円)を頼むと、ピーナツとカステラがオマケで付いてくるだけに皆、なかなか帰ろうとはしない。なぜこの店名になったのかは不明だが、この店名である限り、カワイイ女の子が店に来ることはないだろう…。
(2001年8月10日)

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