これぞ喫茶店グルメの王道!
塩焼そばで空きっ腹をブッ飛ばせ!

 関東では考えられないかもしれないが、関西では焼そばとご飯を一緒に食べるのが常識。名古屋にもそんな風習(?)があり、お好み焼き店はもちろん、定食類が充実しまくる名古屋の喫茶店でも焼そばにご飯、味噌汁が付く焼そば定食は人気メニューのひとつである。
 名古屋市東区の『喫茶ビギナー』も他店と同様に昼時ともなれば大勢のサラリーマンで賑わい、焼そば定食が売れに売れていたのだが…。
「最初はソース焼そばだけだったんだて。でもよー、作る側は毎日そればっかだとつまらんと思わん?だで違う味のも作ったろと思って、行き着いたのが塩とコショウで味付けした塩焼そばだったんだわ」とはマスターの弁。
 この塩焼そば、キャベツともやし、人参、ピーマンなど野菜がたっぷり。しかも、鉄板に盛られてジュージューと音を立てて席まで運ばれる上に付け合わせには半熟の目玉焼き。これがゴージャス好きな名古屋人をリッチな気分にさせてくれる。
 一口食べるごとに塩とコショウ、そして隠し味のニンニク油が麺の味を引き立てて、無性にご飯が食べたくなる。 ちなみに塩焼そば定食の値段は800円。単品だと600円。安さもさることながらこのボリュームには働き盛りのサラリーマンの空腹を満たすには十分すぎる。
 不況に強いといわれる名古屋人の原動力はひょっとすると焼そば定食かもしれない。
(2001年5月29日)

リストへ戻る
次へ